July 01, 2008

読書感想まとめアゲ

子どもの貧困―子ども時代のしあわせ平等のために


「格差」は相対の問題だが「貧困」は絶対の問題。
別の次元の話だと思っている。
何の選択肢も持てない「子どもの貧困」は、社会がもっと考えなければならないこと。
子どもが貧困な国は、国民全員が貧困な国になる。
これは「格差」の問題じゃない。「貧困」の問題だ。
・・・・・・・・にしても、この本自体は、福祉現場のレポート中心で、データとしての偏り(レポーターの見方の偏り)があり、しかも読みにくい。
残念。


漱石母に愛されなかった子 (岩波新書 新赤版 1129)



夏目漱石は、一生読み続ける作家だと決まっている。
生涯に渡る作品のすべてを「母に愛されなかった子」としての自我と向き合う漱石の足跡として捉えた批評本。
作者の漱石への気合が熱い。


北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)



北村薫の小説は正直言って好きではない。
彼が伝えようとしているところが全然地に足が着いてないように感じるからだ。
でも、「小説の書き方」をテーマとした大学での授業の記録である本書は、掛け値なく価値があると思う。
マンガから写真集、万葉集まで出てくるので、本読みにとっては全然つらくないが、万が一、途中がつらくなっても最後まで読むことをオススメする。
最後にとんでもない隠し玉が用意されていて、「表現」の魂に触れたようで手が震える。



私の中では、この3冊はセットです。
言うならば「自我意識セット」
自我意識の守・破・離が勢ぞろいです。




図書館戦争


今はこれです。
以下、図書館内乱
図書館危機
図書館革命
別冊図書館戦争 1 (1)


ライトノベルのお子ちゃまラブコメですが、内容は本気のメディア論です。
描いていることが、現在進行形の言論統制であることを、どれだけの人が知っているか。

キャラがジュブナイルでもいけてるので分かりにくいですが、自我闘争もきっちり盛り込まれています。
特に柴崎の自我闘争は、本気で向かい合うと深淵が見えるかもしれない。

もし誰からも注目される美人に生まれついて、しかも世俗の世渡りを身につけることができない潔癖さを持っていたら、どう生きるか?!

「なんで図書館の本を何冊も買って・・・・・」とダーリンに言われるけど、別の本なの!シリーズなの!

と言う、きっちりした感想を書かない雑感でした。
もったいなくなったら、後で書き直すかも、です。





あ、ビジネス書は


[実務入門] 「仮説」の作り方・活かし方 (実務入門)


使えます。

応援クリックをお願いします

まつ at 18:07 │Comments(5)TrackBack(0)この記事をクリップ!趣味(書籍・映画・ドラマ・サッカーなど) 

 トラックバックURL...記事に関係ないTBは削除させて頂きます

この記事へのコメント

1. Posted by 自由が丘のひだか    July 01, 2008 21:09
食べるように本を読んでおられますな。
私は年に1〜2冊くらいしか読まないんですが。
2. Posted by きき    July 01, 2008 23:03
まつの書評はホンットおもしろい!
図書館シリーズはまったく私のテリトリー外な気がするけど…読みたい!
3. Posted by 雪虫の伝説    July 01, 2008 23:40
貴女はお忙しい中、読書量もすごいものがありますね。
4. Posted by 南船場の男    July 02, 2008 06:03
バッテリーを児童図書で読んでいたのと同じ感覚の図書館シリーズでしょうか。

機会があれば読んでみますね。

書評って主観まるだしだけど、一番大切で
他人様に影響を与える文章だと思います。

まつさんに負けずに読みたいと思います!
5. Posted by セイコ@キモノアロハ屋    July 04, 2008 13:50
本に向かう時間って大切です。
本棚がまた足りないねえ。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
livedoor プロフィール
メディア・講演実績
瀬戸市女性セミナー
「未来の自分を見つけよう!女性のためのライフプラン講座」
2008年3月 講演

名古屋TAC 実務家講演会
「現役税理士が語る、税理士業は面白い!」
2008年1月 講演

Schanエスチャン 高校生のためのキャリアデザインマガジン  「オトナカタログ」2007年秋号 取材

Yahoo!「月刊チャージャー 転職コラム・カイシャ非常口への階段」2007年7月号・8月号
事情通に聞く本音トーク・取材

ライブトーク〜プロが語る現場のホンネ
(名古屋市男女平等参画推進センター主催)
「税理士は人を応援する仕事
〜起業家支援をめざして専門家に転身〜」2007年2月7日
講演

「東海版とらばーゆ」(リクルート発行)2007年2月5日号 週刊誌
『これが私のシゴト道』キャリアを考える妹世代に伝えたい
先輩インタビューで登場

「ビジネスマッチング異業種交流会」(えんがわ主催)2006年8月14日 交流会
『こんな起業家は失敗する!』
ゲスト講師

「東海版とらばーゆ」(リクルート発行)2006年7月17日号 週刊誌
『専業主婦から一生シングルまで 女の一生4パターンをシミュレーション 未来の私のお金とくらし』
監修

企業内研修  2006年7月15日
社員のための社会教育セミナー
隔月講演スタート 

「東海版とらばーゆ」(リクルート発行)2006年3月20日号 週刊誌
『ワーキングママに聞いた
シゴト+子ども=HAPPY?』
取材協力 

「東海版とらばーゆ」(リクルート発行)2006年1月2日号 週刊誌
別冊付録『知ってるつもりを卒業しよう とらばーゆ世代のための保険・年金・税金がきちんとわかる本』
企画・監修

「WINDY」(瀬戸市教育委員会生涯学習課発行)2006年1月号 
隔月刊
『給料は103万円以下にってホントにお得?配偶者特別控除を自分の立場で考えよう』
監修

「東海版とらばーゆ」(リクルート発行)2005年12月 週刊誌
『30代シングルの今、そして明日』
先輩からのメッセージとして登場 

会社法セミナー 2005年12月8日

「仕事&資格のスクールガイド関西2005秋」(リクルート発行)ムック本
『転身するときの疑問・不安まるごと解消 Q&A100』
アドバイザーとして登場

名古屋市新事業支援センター 
2005年8月24日
専門家登録

中京大学総合政策学部キャリアデザイン授業「社会人のキャリア」
2005年6月21日
キャリア社会人パネラーとして
パネルディスカッション参加

「リクナビ派遣 派遣相談室」ネット 2005年2月・6月
記事監修

「東海の家づくり必読本 2004 spring summer」(リクルート発行) ムック本
『専門家がスッキリ解決!はじめて建てる人の疑問30』
税理士・FPとして登場